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先日、喫茶店で、隣に座った女性二人の会話が聞こえてきました。 かなり高齢と思える女性が、おそらく娘なのでしょう、前に座った女性に、身体の苦痛、不調について訴えていました、 『なんで、こうなんのかなぁ』 と、悲しげにつぶやく声に対して、娘は悪びれもなく『そら、老化よ老化。80も過ぎれば、そうもなるわよ』 と、あっけらかんと言い放ちます。 言われた老婦人の顔にチラッと目をやると、なんとも腑に落ちないような表情です。 数年前、これも80歳を過ぎた女性の患者さんが呟いた言葉も忘れられません。 身だしなみのきちんとした、素敵に年を重ねておられる方でした。 いつも手に持っている杖も、様になっていて、老いも含めた、様々な変化をあるがままに受け入れている風でした。 ところが、ある日、そんな彼女が顔を少しゆがめるようにして呟きました。 『この私が歩けなくなるなんて! 歩いているときに若い子に抜かれると、私だってもっと早く歩けたんだから!って、思うのよ』 @@@ 老人は、ものを知っている、分別がある、経験に裏打ちされた知恵がある。そうでしょう。 けれども、誰しも、‘老いたからだ’ は、初めてなのです。 初めてのことに驚き、しかも、今までできていたことができなくなって、不安なのです。 私も、年を取った両親に、つい、『年のせい』 といって、片付けてしまいますが、彼らにとって、初めてのおじいちゃん(または、おばあちゃん)だということを忘れてしまっています。 @@@ ‘老い’ は、醜い―以前は、そう思いませんでした。 おそらく、遠くの風景のように捉えていたからだと思います。 しわやシミを、人生の勲章として見ることもできます。 実際に、‘老い’ を、 肯定的に捉えて、そうお年寄りに伝えたら、『いや、ほんとうに年をとるのは見苦しい』 と、言い返されました。 若くなくなって、私自身も、思いつつあります。 若さは美しい、老いは醜い― そして、昔から聞いていたフレーズも 耳に響きます「子供しかるな来た道だ、老人嫌うな行く道だ」 誰も、まさか自分がヨボヨボになるなんて考えてもいません。 こんなに確実なことなのに。 散歩をしていて、不意に出会った空き地の花に、綺麗なものを見聞きして、不安や醜さに対抗する糧をもらうようにエールを送られた気がしました。
by tarat-tara
| 2014-06-16 21:24
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