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こんにちは、一気に夏になったようですね! 暑いです。 といいつつ、タイトルは ‘炎’ 。 団扇を仰ぎつつ目を通していただけたらと思います。 私の父はインド人で、協調性はありません。 皆無。 郷に入ってもオノレに従う。 それはそれは、やりにく人物です。 ですが、父ほどでないにせよ、インドの人の大半は、自分中心的な人が多いです。みなさんも、もし身近にインド人がいらっしゃったら観察していただきたいと思います。 とってもほがらかに、自己を貫き通す方が、ほら、いるでしょう? ところが、よーく観察すると、単なる我の強い、、、だけでは片付けられないナニカがあることに、気づかれると思います(注:もちろん、我もすさまじく強いのですが、、、) ひとつ、具体的な例を挙げたいと思います。 父と一緒に歩いていて、先の方に見える信号が点滅しました。急げば、渡れそうです。 「お父さん、はやくっ!」 と促しますが、彼は歩調を決して変えようとしません。結局、信号は赤になってしまいました。 ところが、別のインド人とも同じようなことがありました。もちろん、駆け足になる人もいるでしょうが、「自分のペースを変えない」 率は、圧倒的に高いです。 そして、ナント! インドDNAのなせる技でしょうか、最近私自身も、変わってきました。 周りよりも、自分のペースの方を優先させるようになったのです。 それは、自分の欲求を満たすためというよりも、‘灯を守る’ ため。 それぞれ、人の中には魂の灯が、あるとイメージしてみてください。 その灯は、炎が燃え盛っていても小さすぎてもいけません。 風にちょっとそよぐぐらいなら構いませんが、大きく風に煽られてもいけません。 人が行動するときに、盃にロウソクをともして歩くように、しずしずと歩いていたら、炎は本来の明るさを持って私たちを内側から照らしてくれるでしょう。 もちろん、「走ってはならない」 という意味ではなく、心の状態をシズシズと、落ち着いていたいと思うのです。 インド人がロウソクイメージを持っているかどうかはともかく、私はそのように感じて、自分の ‘炎’ を乱さぬようになりました。 きっと、インド滞在中に、どの家庭でも目にした祭壇のロウソクの炎が、彼らの種火になっていると感じたからそう思ったのかもしれません。 日本人の得意とする協調性も、素晴らしいものだと思います。 ただ、時々、集団や多数を優先するあまりに、自分の内なる‘灯’ を置き去りにしてしまう場に出合うと、心が痛みます。 いわゆる、ジコチューかどうか、それは、己の欲求を満たすためかどうかが、見極めだと思います。 神様からもらった、時間と身体。 それを活かすための自己防衛は、自己チューではないと思います。 興奮ではなく、鎮静をもたらす自分のペース、ロウソクの炎は、各々が守っていくべきだと思います。
by tarat-tara
| 2013-06-12 14:28
| インド
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