鍼とお灸は、昔―それも100年、200年前ではなく、何千年も前から人が施してきた治療技術です。
からだに物理的な刺激を与えることで閉じていた感覚をよみがえらせ、その感覚の力でからだに変化をもたらす―という、とても原始的で、しかも人体に備わった能力を生かした確かな治療法です。
刺激をあたえる道具は大まかには二種類、「鍼」という鋭利な刺激と、「お灸」という‘丸い’刺激をもちいます。(‘丸い’はイメージとしての言葉です)
そしてからだのあちこちの‘感覚の扉’をたたくのですが、開きやすい扉や、からだの状態をよくするために開けたほうがいい扉、などを選んでたたきます。それが「ツボ」といわれるものです。
‘ツボ’は、昔から経験的に言い伝えられてきたものもあれば、その日のその人のからだが求めている部分(たとえばこり固まっている部分)も、ツボといえます。
ツボという、からだ中のあちこちにある「感覚の扉」をとがった刺激と丸い刺激でたたいて、眠っている感覚をよび起こす―これが「鍼とお灸」の治療法です。
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